2024年02月11日

2Bからの考え事

 by 劇団どくんご
• テントと室内劇場ではできることもノウハウも違う。まぁ同じ「演劇」でしょう?と思われているけど、衣装ひとつとってもテントで映えるものは室内劇場では映えない、と私は感じる。その核は何なんだろうと2Bを見ながら考えていた。2Bはどくんごのツアーが連年になってから10年どくんごにいた。だから私にとっては、どくんごの古くからのメンバー以上に、最も稽古を共にし、彼の稽古や本番を何百回も観てきたわけで、だから、彼の室内でのソロを観ている時にテント劇場とは何なのかを、その差異を考えることになるんだろうな。
• テントはお客に初めから負荷がかかっている、ということが大きいんじゃないか?
• テント劇場自体が日常出入りする場所の延長に無いし、暑かったり寒かったり雨だったり、固い客席、時にはギューギューで、幕一枚向こうは外なんだから雑音も多い。
• そんな中で、舞台の役者だけがニュートラルでいられても客の体感にそぐわない。勿論ずっとハイテンションでいられても観ていて疲れちゃうからローテンションも沈黙も必要だけど、客席の負荷に見合う作り込みが必要だということかなぁ。
• 昨日の客席は室温も良くスペースのゆとりもあり、椅子は座り心地良く雑音もない。舞台で2Bが特に喋りもせずにお茶している時間、客席でそれを見ながら、何となくムズムズニヤニヤ、自分もカバンから飴出して舐めたりコーヒー飲んで、そんな時間もおもしろがれちゃう。
• 外界の雑音がない、俳優とオペと客しか居ないし非常に細やかな変化や表情も見える聞こえるフィールドでは、ハイテンション(声の大きさって意味じゃなく)を時に織り交ぜつつも、ローテンション、ニュートラルを変化させながら、いかに豊かに作っていけるか、脱力して細分化して微細に多彩にコントロールしてリズムよく。なのかなぁ。テントは逆??うーん??
• いやいや、テントだってそーだよ。脱力が大事、微細で多彩な身体の表情とコントロールとリズムが大事。でも、テントは雑音が多い、っていうか、外界の呼吸音?劇場がもっと生きてる。だから結局全然コントロールできない!!コントロールできない環境で何とか踏ん張る胆力が問われる、それこそが核? というよりも、その瞬間に結局作り込めないナマがのぞき、作り込みとナマとの振幅の大きさこそが私にとって、テントでなければならない核心なんじゃないか。まぁまた、おいおい考えてみましょう。2Bの芝居がよかったから考えられたこと。ありがと。
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at 09:51 | Comment(1)
この記事へのコメント
ライブ性の違い、かと思っています。
声量や熱量ではなく、一言で言えば虚構性の質。観客の関わり方の違い、演者と観客の心理的距離、演者と演じる役との距離。などが、いわゆる箱芝居とテント芝居では全く違うと思う。
Posted by 松本健太 at 2024年02月12日 12:55
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