どくんごの芝居は音やリズム、身体表現を大事にするし、テントの風通しの良さもあって子供受けが良いのですが、子供たちが飽きずにずっと面白い必要はないと思うんだよね。わけがわからなくて、退屈したり、ちょっと気味が悪かったりというシーンが混じっていた方がむしろいい。子供の頃見たよくわからないものを印象的に覚えていることってあって、それが大事じゃないかなー。他者や未知の世界の広がりを感じる面白さ?完全に子供向けのイベントじゃなく、楽しいことで繋ぎつつわからないものも見せちゃえたらその方が面白い。それは子供に限らないけどね。楽しさや美しさや共感は大事、それが全然なかったら見続けられない。でもそれだけでもつまんない、趣味が違ったり、よくわからんシーンが混じっていた方が面白い。そして、自分と受けてるシーンが全然違う、反応のバラバラな客席があったら本当に素晴らしい。倉吉の皆様今年も本当にありがとー!
さあ!次は神戸だー!!2号線北上中〜。


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2号線は東西に走っているというのが元沿線住民としての認識だー。
万人受けするわかりやすい芝居は、その場限りのエンターテイメントとしては楽しいかもしれないけど、決して面白い芝居ではなく、もう一度観たいとは思わない。どくんごの芝居は、好き嫌いが結構はっきりしてしまい、これまでも途中で帰ってしまったり、誘ったことで逆に文句言われたりしたこともあったけど、好きな人はとことん好きになってしまう不思議さがある。
訳が分からないシーンがあるから、人によって全然違うところに面白さを感じていたり、それを聞いてまた面白さを発見したり、そんなことがあるからついついまた観てしまうんですよね。そうやって気がつくと自分の人生の半分以上は「どくんご」とともにあったりする。2B には負けますが。
また来年の倉吉公演楽しみにしています。