2022年12月17日

お知らせ

 by 五月

悔やみのメッセージ、色々な思い出やコメント等、ありがとうございました。 

芝居後の打ち上げのような、ゆるゆる和やかな時間の中で少しずつお別れすることができ、皆さんに感謝しております。

今後の活動についてですが、劇団どくんごは、今年の秋に予定されていた公演に向け、どいのと稽古途中でした。ようやく個々のシーンが出揃っただけで、一つの芝居にする作業はこれからという時期に中止になりましたので、どいの演出が不在でどくんごの芝居といえるかどうかわかりませんが、何度もどいのに感想をもらいながらメンバーが試行錯誤した時間でしたので、なんとかひとつの芝居にして、劇団どくんごのラストツアーをしたいと思っております。しかし、諸事情により当分は動けません。

また、テントもニューテントに変わったばかりでノウハウの無い状態ですし、上場高原の稽古場を引き払ったためにテントを張って稽古する場所もない状態。照明・音響・ウェブ関連等、どいのが一手に引き受けていたのでさっぱりわからず(笑)、色々困難必死ですが、始動の際はまたこちらでお知らせさせていただきます。

それまで皆さまどうぞお元気で。

写真は2019年ツアー中、廣瀬達郎さんが撮ってくださった一枚。Tシャツも笑顔もお見事(笑)。610E46AF-CBCD-4316-A2F5-8BE1A1FDBF46.jpg

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at 22:42 | Comment(3)

2022年12月02日

お礼

 by 五月

私も、多分どいのも、冠婚葬祭が苦手でプライベートではめっちゃ内向的なので、今回どいのの死去を皆んなに開けたというのは、結構奇跡的だと思っている。

一番大きく影響したのは、この春石巻受け入れの山田くんが亡くなってお別れに行き、山田くんと娘さんのはるちゃんにゆっくり会えたことだった。本当に大事な人だったので悲しかったけどいい時間だったし、自分の中にしまう助けになったなぁって。

もう一つは新太。亡くなる前、家で一日付き添ってくれて、亡くなった直後ドクターを呼ぶ前に一緒に号泣して、悲しいのは自分だけじゃないことを(あたりまえだけど)ダイレクトに伝えてくれた。その後も私がメソメソしながら処置や葬儀打ち合わせにバタつく中、ご飯を作り、お茶したり話したりお義母さんを完全サポートして、私がどいのさんと皆んなのことを考える余裕をくれた。二日分の肉どうふと金平牛蒡を作って帰って行った新太を、お義母さんがしみじみ「何でもできるようになったんだねぇ」と言っていた。感謝。

そして去年の夏に看取った上場猫のチャック。寒い上場で、ヨレヨレだったチャックを見かねてどいのさんが家に入れて本当に可愛がっていた。私は医療業界が長いから、人の死に何度も立ち会ったけれど、いつだって処置作業のためにいるのだし、別の患者さんも待っている。命の終わりに、できることもなくただ寄り添ったのはチャックが初めてだった。最後まで転びながらトイレに向かい、水を舐め、それも出来なくなってだんだんと、蝋燭の火が小さくなるように最後の呼吸を終えた時、悲しかったけど「看取らせてもらった 一緒に居させてもらった」っていう感謝が湧いて、チャックが益々大事になった。その経験が、在宅で彼を看取るという恐怖を和らげ、私に勇気をくれたと思う。どいのさんは私のために天使を拾ってくれた。ありがと。

皆んなで送ったら悲しみが減るわけではないけれど、多くの人のどいの愛、どくんご愛を感じることは私のこころを温かくするし多分お互いそうだろう。

よかった。ありがとう。

写真は一緒に春の花を見たかった桜とチャック4BB328F1-BB0F-41AA-8685-B642F2559D9F.jpg6348E67D-AC10-4C30-A6FA-96A54D3492DC.jpg


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at 15:21 | Comment(6)