どいの演出が付いて時折さんの稽古。8年ぶりに見るこの2人の稽古現場は特別に面白い!どーしてかなーと考えると、時折さんの芝居はとってもスタンダードでテキストの意味と流れを非常に正当に素直に情感十二分にやってくれる。でもそれだけだと何か退屈だし、結局のところ不可解な人間というもののリアリティが出てこないとも言える。そこにどいの演出が入り、無理矢理跳んだり踊ったり変な動きが入ったり、しどろもどろになったりスピードアップしたりするうちに、生き生きしたリアリティが立ち上がってくる、それを目の当たりにする稽古はとっても楽しい。これがもっと正当より外道が得意な役者だったり、単に未熟だったりの場合だと演出の仕方も変わってくるわけで、言葉の意味やテキストの流れを何より大事にする強固な正調時折節が、どいの演出のお茶目な切断や突然の爆発をより生かし、観てる多くの人が理解しやすく面白いという演目生むことになるのだなあーと感心しました。一週間の稽古期間を終えて、沢山の宿題を持って帰って行った時折さん。次に会うのは関東公演。出演は7月終わりからです。どうぞお楽しみに!!
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